毎年1月に実施される大学入学共通テストは、受験する大学によっては合否判定に大きな影響を与える重要なものです。しかし、学校の授業や二次試験対策もあるため、具体的にいつ、どのように対策すべきかわからないケースも多いでしょう。そこで本記事では、共通テストはいつ、どのように対策すべきか解説します。
共通テストは基礎的な内容を問う問題が多いので、学校の授業が終わり、直前に取り組めば問題ないと考えている方もいるでしょう。また、応用問題が多く、志望校によって出題傾向が異なる二次試験の対策に時間を割きたいという理由で、後回しにされることも少なくありません。
しかし、共通テスト対策は直前期だけでは不十分だといえます。通常、高校3年生の夏までは基礎学力の定着に時間を費やし、9月から11月末までは二次試験対策に集中するのが一般的な考え方であるため、共通テストの対策に取り組めるのは12月以降になりがちです。
ただし、多くの受験生は夏の終わりの段階で出願校を大まかに決定します。模試では志望校を記入し、点数に応じて合格率の判定が出ますが、模試では共通テストレベルの内容が多く出題されます。
また、秋以降の模擬試験では結果が求められるため、点数が伸び悩むとメンタル面にも悪影響が及ぶ可能性があります。そのため、夏の終わりまでにある程度共通テスト対策を完了させ、模試で結果を残せるように準備しておく必要があるのです。
また、3年生の夏までは部活が忙しいこともあり、すぐに共通テストの対策を開始しても高得点を取れるケースは稀でしょう。早めに対策を行い、安定して高得点を獲得できるようになっておくことで、二次試験に有利に臨むステップになったり、精神的に安定できたりするのです。
共通テストの対策が受験直前だけでは不十分であることがわかりましたが、具体的にいつから対策を行うべきなのでしょうか。結論からいうと、「夏」と「12月の試験直前期」に対策するのがおすすめです。
ただし、必ずしもこちらのケースに当てはまらない場合もあるので、ケースごとに解説します。「夏」と「12月の試験直前期」に対策を行うのは、模試で結果が求められるタイミングまでに対策を進めておくことと、直前期に対策の精度を高めるのがおすすめだからです。
しかし、受験生の学力レベルや志望校に応じて、タイミングを調整すべきケースもあります。たとえば、 学力が不十分な場合は、まだ対策を始めるべきではないといえます。高校3年生の夏以前であれば、受験勉強を始めたばかりの人やこれから本格的に勉強を始める予定の人が多いでしょう。
この段階ではまだ知識が不足しており、共通テストのレベルに達していないため、仮に勉強し始めてもわからないことが多すぎてモチベーションが保てません。
この段階なら、基礎知識をしっかりと身につけることを優先し、その後に対策に取り組みましょう。一方、難関大学の受験を希望している方で、基礎レベルが固まっており、模試で7割程度取れている場合もいったん共通テストの対策は行う必要がありません。
すでに基礎レベルに到達していることに加え、模試で7割程度の点数を取っているので、共通テスト対策に取り組むのではなく、二次試験の対策に時間を割くことが重要です。
というのも、共通テストで8割以上が合格ラインとなるような難関大学を目指す場合、二次試験の配点が大きい大学が多いからです。仮に共通テストの結果がよくても、二次試験で点数が取れなければ合格が遠のいてしまいます。
そのため、難関大学を志望する場合は、まずは二次試験対策に集中することが重要となるのです。
共通テスト対策は「夏」と「直前期」が重要な時期ですが、具体的な対策のポイントを見ていきましょう。まず、夏の共通テスト対策では、基礎固めに重点を置きましょう。
共通テストの出題範囲は基礎的な内容で教科書に基づいているため、難関私立に出題されるような応用問題や教科書に載っていない内容が出題されることはありません。
逆をいえば、教科書さえ完璧に理解していれば、高得点を狙えるので受験科目の基礎内容を網羅的に学習することをおすすめします。また、過去問にも取り組んでみるのも有効でしょう。もちろん、夏の時点で高得点を取るのは簡単ではありません。
しかし、過去問に取り組むことで、時間配分を把握できたり、自分の苦手な分野や得点が取りにくい部分を認識できたりするきっかけになります。過去問を活用して、その後の学習計画に反映させることで、効率的に勉強を進めることができます。
一方、直前期の共通テスト対策では、アウトプットが重要になります。まず、過去問を解いて間違いを確認しましょう。自分の弱点を分析し、それぞれの分野に特化した参考書や問題集で弱点や不足している部分を補います。
弱点を克服したと思ったら、再び過去問に取り組んでみてください。このサイクルを繰り返し、目標点数をクリアすることを目指しましょう。また、試験日が近づいてきたら、試験当日と同じスケジュールで問題に取り組んでみてください。この時には、時間配分や解く順番なども確認しておくことが重要です。
共通テストの対策は直前期だけでなく、夏から取り組むことをおすすめします。夏の終わりごろには志望校を決め、秋の模試では志望校に対する合格率が出たり、点数を求められたりするので、ある程度点数を獲得できるようになっておくためです。
夏の対策では教科書の内容をベースに基礎を固め、直前期では過去問を解いて対策するのが良いでしょう。しかし、難関大学を志望していたり、基礎学習のペースが遅かったり場合など、状況に合わせて対策することが求められます。
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